大手塾でクラスを上げたい中学受験生の保護者さまへ
いつも、中学受験でがんばっておられるお子さまのサポートお疲れさまです。
さて、中学受験に向けて大手塾に通われているご家庭から、こんなお悩みの声を耳にすることがございます。
- 子どもの塾での成績が伸び悩んでいる…
- 塾内テストの結果があまりよくないから、いつまで経っても上位のクラスに上がれない…
- こんなにお金かけて通わせていて、経済的にも負担が大きいのに、どうしてできるようにならないの?
もし、これをご覧の保護者さまも、同じようなお気持ちを抱えておられるなら。
お子さまの、塾での成績を伸ばし、上位のクラスに上げたいとお考えなら。
そして、お子さまの志望校合格を願っておられるなら。
ぜひ、2,3分ほどお時間を取っていただき、つづきをご覧になってみてください。
この記事は、品川区で学習塾を経営している塾長が、これまでの指導経験をもとに執筆いたしました。
そして何より「受験勉強で悩んでいたり、苦しんでいる子どもたちを助けたい」という想いから執筆いたしました。
読むだけでも、成績アップおよびクラスを上げるためのヒントをつかんでいただけると思います。
成績が伸び悩み、クラスを上げられない原因とは?
はじめまして、品川区青物横丁で個別指導塾「プレミアム・カレッジ」を開校しております佐々木和寛と申します。
当塾は、2009年の創立以来、400名を超えるお子さまの成績アップ、志望校合格をサポートしてまいりました。
また私は、当塾を創立する以前は、多教室展開をする学習塾で講師および責任者として多くの子どもたちの教育に携わってまいりました。
さて、このような経験を踏まえたうえで、中学受験生の成績が伸び悩み、クラスを上られない原因を申し上げます。
ズバリそれは、学校レベルの学習内容および問題が100%の理解、正答に及んでいないことです。
なぜ、100%理解していないと伸び悩むのか?
例えば、算数を例にお伝えいたします。
算数という科目は、精密な階段状の学習構造になっています。
どういうことかと言いますと、足し算ができないと引き算ができませんし、引き算ができないと、掛け算ができません。
さらには、掛け算ができないと割り算もできません。
このような学びの順番は、変えられないようにできています。
ですので、足し算の後に掛け算を習うといった“すっ飛ばし”はできませんし、3桁の掛け算を習った後に、2桁の掛け算を習うといったこともありません。
そして、お子さまの成績が伸び悩んでいるとしたら、以下のいずれのことがこれまでに起きています。
- これまでの学習過程において、どこかを習っていない
- これまでの学習内容を100%理解できていない
- 100%理解するための演習量が足りていない
そのような状態にも関わらず、どんどん新しい知識を上積みすれば伸び悩んでしまうのもムリありません。
誤解を怖れず率直に申し上げますが、学校レベルの問題が100%の理解に及んでいない状態で中学受験には手を出すべきではありません。
80〜90点では不十分な理由
これをお聞きになられると「100%まで行かなくとも、80〜90%くらい理解できていればいいんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃいます。
たしかに、算数のテスト80〜90点であれば、一見、悪くないように思えます。
しかし実際は、相当マズイと私たちは考えております。
なぜなら、80〜90%の理解の上に新しい単元および知識を学んだとしても、それを100%理解することはできないからです。
そのように、少しの理解不足の積み重ねが伸び悩みを生んでしまっています。
とても大切な考え方なのでくり返しますが、勉強というのは本来、1ができないと2ができない、2ができないと3ができないものです。
ですので、掛け算を100%正解できていないお子さまが、割り算に進むことはできません。
ただ、学校や塾は年度末までに決められた内容をすべて教えなければいけませんので、授業自体は進みます。
ですが、本来の勉強は、すべて100%理解したうえで、つぎの単元やステップに進まないといけません。
足し算100%、引き算100%、掛け算や割り算も当然100%で学習を進めないといけません。
ケアレスミスも見逃してはいけない
80〜90点取れている生徒の中には、残り10〜20点の間違いを“ケアレスミス”と原因づけていたりします。
しかし、たとえケアレスミスであっても、先に進んではいけません。
ケアレスミスを「たまたまだった」や「調子がよければ起こらない」と考えている生徒がいます。
ですが「それは絶対に違う」と私たちは生徒に強く伝えます。
受験当日には、何が起こるかわかりませんよね。
そして、受験当日に調子がいいとはかぎりません。
ですので、たとえ調子が悪くても100%の実力を発揮できるくらいの状態でなければ志望校合格は難しいと、私たちは考えます。
そのため「ケアレスミスが起きている時点で、先に進める段階ではない」と生徒たちにも伝えています。
ケアレスミスであれ何であれ、90%の理解度でつぎのステップに進んだとしても、その内容の理解度が90%以上になることはありませんし、むしろそれ以下の理解度に留まることがほとんどです。
けれど、その状態でも学校や塾の授業はつねに進みます。
そうなると、単元やステップが進むほど理解度が低下し、それが成績として現れます。
それらの理由から、少なくとも学校レベルの問題はつねに100%理解したうえで進まないといけません。
集団指導では埋められない個別の理解不足

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多くの大手中学受験塾や中学受験指導では、100%理解させないまま授業を進めたり、難しい問題に取り組ませているケースが多いと聞きます。
ただ、これは大手中学受験塾や中学受験指導のシステムや授業形態からは”仕方がない”というのが、私の率直な意見です。
なぜなら、大手中学受験塾や中学受験指導は学校のような多人数の生徒への一斉授業であることがほとんどだからです。
そのため、ひとりひとり学力やつまずき箇所、勉強のやり方などが異なる生徒たち全員を100%理解させて授業を進めることは、現実的に不可能だと言わざるを得ません。
また、塾講師の教え方がうまかったり、おもしろかったり、学校では習わない内容を教わったりすれば、子どもたちは“勉強した気になる”んですね。
けれど、実際は身についていません。
さらに、中学受験塾および中学受験指導では志望校ごとの対策指導はできません。
なぜなら、東京都内の私立中学は約180校もありますので志望校ごとの対策をしようにもできないんです(※有名私立中学を複数校合わせた対策クラスはあるかもしれませんが…)。
クラスを上げる第一歩は「積み残し」の解消から
ここまでお伝えしたことを踏まえたうえで、ここからお子さまが通っておられる大手塾での成績を伸ばし、クラスを上げるためには、まっ先に取りかかるべきは、これまでの積み残し箇所をすべてクリアにすることです。
これまでの学年すべての学習内容をチェックし、理解できていない箇所を見つけ、それを100%理解し、正解し、積み残し箇所を解消していく必要があります。
ただし、大手の中学受験塾および中学受験指導の多くは、過去の学年にまで遡って積み残し箇所を解消することはほとんど行われないことは先にもお伝えしたとおりです。
多くの場合、4年生であれば4年生向けの受験問題に取り組ませますし、5年生であれば5年生向け、6年生であれば6年生向けの受験問題に取り組ませています。
しかし、本当に効果的な受験勉強は、まず小学校の学習内容をすべてクリアにすることです。
そしてその後、中学受験の問題に取り組みます。
例えば、小学4年生であったとしても、まずは小学6年生までの学校の問題が100%理解できる学力になった時点で、小学4年生レベルの受験問題に取り組ませてあげるとスムーズに理解でき、着実に成績を伸ばすことができます。
参考:最上位クラスのお子さんの共通点とは?
ちなみに(余談ですが)同じ塾内で、ものすごく頭のいいお子さんっていませんか?
最上位のクラスで上位の成績を修め、2〜3学年またはそれ以上の先取り学習をしている生徒がいることは少なくありません。
そんなお子さまを見ると、ものすごく才能や知能が高いと思いますよね。
そして「わが子もそのようにさせないといけない」というプレッシャーをお感じになられる保護者さまもいらっしゃいます。
ですが、そのような生徒のほとんどは、まわりのお子さまよりも学習をはじめるタイミングがかなり早いんです。
例えば、小学6年生で高校生の問題を解くような生徒は、小学1年生ごろから通塾などで勉強をはじめています。
そして、年齢が低いときのほうが時間的にも余裕があるので、ひとつひとつの単元を100%にしながら、学習を進めてきています。
ですので、学習のスタート時期が早かったことが大きな要因であり、彼ら・彼女らは短期間にガリガリ勉強しまくってはいません。
だからこそ、ムリのない範囲で塾などで学習を早い段階からはじめたほうが有利だと私は感じております。
生まれ月による“見えない差”の影響
上記と関連するのですが、長年子どもたちに携わっておりますと、生まれ月によって学力差や体力差があることを強く感じます。
同じ学年でも、3月29日に生まれた子と4月1日に生まれた子では、約1年分の時間差が発生しているため、4月生まれの子のほうが学力が高い傾向があるんです。
大人の1歳差はあまり違いはないのですが、子どもの1歳差はとても大きいです。
そのため、学力が高い子は4〜6月生まれの子が多いんですね。
そして、4〜6月生まれの子たちは勉強ができるため、勉強へのモチベーションも高くなり、主体的に勉強に取り組むためスムーズ成績が伸びる傾向もあります。
ただ、2月や3月生まれでも学力が高い子がいるのも事実です。
そういう子は、学習センスが高いと言えると思います。
ちなみに、私(塾長)が通っていた高校は、体育祭のチームを生まれ月で分けていました(今から25年以上も前ですが)。
4,5,6月生まれは紅組、1,2,3月生まれは白組といった感じで分かれていたんです。
実は、その当時でも白組(1,2,3月生まれ)は十数年間4位に留まりつづけていました。
今思い返すと、高校生であっても生まれ月によって能力差、体力差が発生していたのだと思います。
それらも踏まえますと、できるかぎり早い段階から学習をはじめることは、その後の将来に大きく影響をおよぼすと言えます。
大手中学受験塾で伸び悩むお子さまへの具体的な選択肢
くり返しになりますが、大手中学受験塾で成績が伸び悩んでいる場合は、まず現在までの学年の小学校の内容を100%理解できるようになることがとても大切です。
ですが、大手の中学受験塾ではシステム上、個別指導や補習ができません。
そのような場合には、つぎの2つのいずれかの方法をご選択になることをお勧めいたします。
- 個別指導で、中学受験対策をしてくれる他塾に転塾する
- 現在の塾に通いながら、個別指導塾を併用する
そこで、イメージが湧きやすいように当塾プレミアム・カレッジの学習指導について紹介させていただきます。
プレミアム・カレッジの特徴は、個別指導で「つまずき箇所の特定に強い」ことです。
つまずき箇所の特定は、意外と容易ではありません。
しかし当塾には、独自の「学力到達度チェックシート」がございます(上画像)。
このチェックシートは、いわば学力の“精密検査”です。
これによって、短時間でつまずき箇所を可視化でき、生徒・保護者さまどちらもが改善すべきことを明確にご認識いただけます。
そして同時に、講師の力量に左右されることのない高品質な学習指導を実現しております。
さらに、つまずき箇所だけを集中的に改善できるので、効率的・効果的な学習を行うことができます。
それだけでなく、私どもは生徒が問題を回答した際、不正解だったときに不正解の“質”もチェックしております。
それによって、自分で考えて解き直せばいいケース、問題のみを解説するケース、授業そのものをやり直すケースを判断しています。
どの学力のお子さまにも共通しておりますが、とにかく基本を徹底し、必ず100%できるようにして、つぎの単元に進むようにしております。
そうして、目の前の問題が着実に正解できれば、大手中学受験塾でのテストの点数もおのずと伸びます。
さらに、100%できるようにするだけでなく、その後はスピーディに解答し、かつ正解できるところまでを、生徒たちに求めています。
実際の学習過程において、100%の理解度にするためには同じ問題を何度何度もくり返す必要があります。
そうして、同じ問題をくり返し解く際に、スピーディに解答させるように指導しております。
「100%理解 x スピード解答」ができるレベルになるだけでも、偏差値55くらいまでは上がります。
経済的なご負担も軽減できます
現在、大手中学受験塾に通いながら他塾も併用するとなると、経済的にさらなるご負担が発生すると思われるかもしれません。
しかし結果的に、ご負担が軽減されることも少なくありません。
なぜなら、成績が伸びるにつれて大手中学受験塾のほうで割引や特待生などの優遇を受けられるようになるからです。
私どもの長年の観察では、大手中学受験塾で成績が伸び悩んでいるお子さまの基礎知識の理解度や基礎問題の正解率は、60〜70%ぐらいです。
基礎知識や基礎問題とは、学校レベルの学習を指します。
実際のところ、中学受験塾で伸び悩まれているお子さまの小学校のテストの点数はあまり高くはありません。
中学受験されるぐらいですので、学校のテストは高得点だと思われがちなんですが、そうではないというのが実情です。
大切なことなので、何度でもくり返しお伝えさせてください。
大手中学受験塾で成績が伸び悩んでいるのであれば、まずはこれまでの学校で習った内容、問題を100%理解できることをめざしましょう。
そしてそれは、言い換えるなら「基礎を100%にしましょう」ということでもあります。
基礎がなければ伸びません。
だから、中学受験で志望校合格をめざすなら基礎は100%にしなければいけません。
実際のところ、基礎の理解度・正解率80〜90%まで上がってくると、塾のほうでも目に見えて成績がググっと上がりはじめます。
ただし、あくまでそれは一時的であるため、80〜90%の理解で満足するのではなく、必ず100%の理解度・正解率にまで持っていかなければいけません。
基礎・基本を理解できるほど費用が抑えられます
そうして、基礎・基本を100%理解できるほど、大手中学受験塾でのテストの点数や成績、クラスが上がっていきます。
その結果、大手中学受験塾のほうでそれまで受講していた授業が余分になることがあります。
そのように余分な講座を取らなくて済むようになれば、教育費を抑えることもできます。
また、はじめは成績が低いクラスに在籍していたとしても、基礎・基本ができるようになり、成績が上がり、成績上位のクラスに替わった場合に、割引や特待生制度などによって授業料を抑えられることもあります。
なぜそのようなことを私が知っているか?と言いますと、実際にそのような制度のある学習塾で割引や特待生として通塾していた生徒が、現在、当塾で講師をしているからです。
さぁ、ここから変わります!
これまでお子さまは、クラス替えやテストの結果で順位がつくことに強い劣等感やとても苦しい想いをしてこられたかもしれません。
私としましては、子どもたちにそんな苦しい想いをさせたくはありません。
だから、苦しいのなら、受験や勉強を辞めさせてあげたいと思ったりもします。
ですが、仮に受験を辞めたとしても、現代の世の中では勉強は簡単に辞められません。
なぜなら、数学や英語はこれからも学校で授業が行われつづけるからです。
しかし、ご安心ください。
勉強で苦しい想いをしてきたのは、もはや過去のことです。
これから、お子さまの勉強は変わり、成績も変わり、クラスも変わります(もちろん、望ましい方向に!)。
そのための方法を、このページではお伝えいたしました。
そして、勉強ができるようになるにつれて、お子さまは自身で成長を実感されるはずです。
さらには、成績が上がるにつれてクラス替えやテストも楽しくなってきます。
メキメキと順位が上がるクラス替えは、もはやゲームにすら思えて、楽しくて仕方ないと感じることでしょう。
そしてそれは、保護者さまにとっても望ましい未来であると考えております。
お子さまにとって、輝かしい未来がやって来ることを心から願って止みません。
そのためにも、このページがお子さま・保護者さまにとっての(微力ながらも)お力添えになっていれたら幸いです。
これをご覧くださった保護者さま、そしてお子さまが笑顔の春を迎えられますことを応援しております。
最後まで、ご覧くださいまして感謝申し上げます。
追伸:つまずき箇所を特定しませんか?
これまでお伝えしてきましたとおり、中学受験塾での成績アップにはこれまでの学習の積み残しをひとつの漏れもなく洗い出し、ひとつひとつクリアにすることが欠かせません。
そこで、もし当塾のお力添えが必要であれば、まずは当塾の無料体験授業をお試しください。
品川区南品川(青物横丁駅から徒歩3分)にございます個別指導学習塾「プレミアム・カレッジ」では、つねにお子さまの学力をデータ化(下図)し、それに基づいて正しい目標をお子さま自身に設定していただいております。
そして、個別指導でお子さまおひとりおひとりに合わせた授業を行なっております。
そのような学習環境が奏功し、お子さまの学習量・質が向上し、学習習慣が身につき、短期間での成績アップと勉強が楽しくなるといった成果を実現しております。
私どもはそれを「学習コーチング」と呼んでおります。
体験授業においても、お子さまの学力に合わせた授業を提供いたします。
また、他のお子さまの学力データを例に、実際の学習計画とそれによってもたらされた学習成果を紹介させていただきます。
さらには、お子さま自身の今後の進路や希望などもお伺いし、参考データと照らし合わせて、成績アップや志望校合格に向けての学習計画なども提案させていただきます。
当塾について、よりくわしくお知りになりたい方はこちらのページをご覧ください⇒
体験授業のお申し込みは、TEL・フォーム・LINEより承っております。
当塾の所在地(品川区南品川)
- 住所:品川区南品川2-8-24山中ビル3階
- 最寄駅:青物横丁(徒歩3分)
- 駐輪場:あり
なお、指導クオリティ維持の観点から、無料体験授業を受けていただける人数を毎月3名さまとさせていただいております。
追伸2:私たちの強い想い
当塾が何よりも重視しているのは、勉強で苦しむ子どもたちを助けることです。
ですので、当塾の授業は必ずしも有名中学合格のために行っているものではございません。
もちろん、現在通われている中学受験塾での授業について行けるだけの学力にまでは成績を伸ばすサポートはいたします。
ですが、私どもはそのうえでどの中学に進学してもらいたいといった希望や、私どもが志望校を決めたり、アドバイスすることはございません。
もし、現在お子さまが受験勉強で悩み、苦しんでいらっしゃるのであれば、私たちは全力でサポートさせていただきます。
そして「勉強が楽しい!」と思える世界線があることを、お子さまに知っていただけるよう授業を行いたいと考えております。
当塾について、よりくわしくお知りになりたい方はこちらのページをご覧ください⇒
体験授業のお申し込みは、TEL・フォーム・LINEより承っております。